2013年2月23日土曜日

自分の演奏を録音する

 小さなライブハウスへライブを見に行くと、演奏者が小型の録音機で自分たちの演奏を録音しているのを見かけた事はありませんか?経験上、かなり多くの共演者が録音している現場に立会います。
 
 自分の演奏を録音して後で聴きなおすメリットはいくつかありますが、一番の目的は自分の弱点を意識するためです。
 レッスンで講師に指摘されたり演奏の現場で共演者に言われたりするポイントは、たいていは自覚がないままやっている事です。その瞬間の自分の演奏を客観的に聴くと、当たり前ですが第三者の視点を持てるので、聴いた人がなぜそんな指摘をしたのかを理解して納得する手助けになります。たまに何度聴いてもその指摘が納得できないケースもありますが、そこまでつきつめて自分の演奏に向き合う事自体が重要です。

それだけでなく、自分で自分の弱点に気づく事もできます。「これをやるとタイミングが遅れるな」とか「聴いてると拍がわからなくなるな」など、練習するネタの発見に繋がります。なかなか酷な作業ですが、自分の録音と憧れのドラマーとの演奏を本気で聴き比べてみるとよいでしょう。自分に何が足りないのか一目両全です。

これはオマケの話ですが、録音を聴いてモチベーションが上がる事もあります。習得した技が「できるようになった」事を録音で味わって、たまには自分を褒めてあげましょう。それは自信に繋がり、ドラムを続ける上で必要な事です。人を楽しませるためには、人前でドラムに向かった時はいつでも自信に満ちて自分も楽しめるメンタルが必要不可欠です。人を楽しませられる余裕のあるドラマーになる事を目標の一つにしましょう。

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