2013年3月2日土曜日

右手はいいけど左手が…

ドラムを使った動画撮影の環境にないので、別の記事を一つ。

右手が利き手である方は、普通右手の方が器用です。
 右利きのドラマーが歴史上多かったせいか、ドラミングも基本的には右手がリードするように出来ています。単純に右手の方が左手より細かく多く使うリズムパターンが多く生まれました。

 しかしながら、より高度で安定したテクニックを身につけるには、左手の技術向上は避けて通れません。
 例えば、右手左手を交互に一つずつ叩く、いわゆるシングル・ストロークのスピードを上げようとする場合。実際一番速く叩こうとすると、右利きの方は間違いなく右手が速く左手が遅くなります。シングル・ストロークの場合、右手左手の音符が均等でなければならないので、必然的にシングル・ストロークのスピードは左手の遅いスピードで決まってしまいます。逆の発想だと、左手のスピードさえ上がればシングル・ストロークが速くできる、とも言えます。

 この一例でも明らかなように、新たなテクニックを身につけようとする時、左手の不器用さが足かせとなっている可能性を常に意識した方がいいでしょう。
 練習とは、できない事から手をつけるのが最も効率が良いので、右手に比べて左手をいつも少し多めに練習するくらいがちょうど良いと思っておきましょう。

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