2013年3月10日日曜日

口ドラムでドラムが変わる

16ビートのドラムパターンを口で歌ってみる場合
「ドッチチタッチタドッチチタッチタ〜」
と言うのに比べて
「くっつくパンツかひっつくパンツかはっつくパンツかむかつくパンツか」
と言ってみた方が、いいグルーヴになりませんか?

真面目に解析すると、歌い方としてスネアは「タッ」よりも「パン」の方がかっこよく、「むかつく」はスネアのゴーストノートとハイハットのアクセントがきちんと表現できた歌い方になっています。また、「ひっつく」「くっつく」等、フレーズ頭の音に変化をつける事で、2小節で一つのグルーヴになっている事も表現できています。
元はギャグみたいなフレーズで、これが理想の歌い方ではありませんが、口でドラムを歌う時、発音の仕方だけでずいぶん表現に違いが現れる、という一例です。

もっとわかりやすい例を出してみましょう。

8ビートのドラムパターンを口で歌う場合、
「ドン・タン・ドド・タン」
と歌うよりも、
「ドゥーン!バーン!ドゥードゥー!バーン!」
と発音した方が、よりかっこよく聴こえてきませんか?

ポイントは、濁点をつける事。音もグルーヴも太くなり、アクセントがより強調できるからです。 例えばフィルイン一つにしても
「タンタンタカトン」
だと凄く淡白ですが
「バンバンババドゥン」
の方が表情豊かでゴージャスになり、インパクトが大きくなります。

普段からドラムの音をこのような発音で口で歌っているうちに、叩く音のイメージがゴージャスに、表情豊かになります。そしてこれが、あなたのドラムの音を変えます。
なぜなら、ドラムの音は、叩く時にどんな音をイメージするかで全く違うものになるからです。

まずはとっかかりとして、是非この「濁点をつけた歌い方」を実践してみて下さい。

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